40代主婦の徒然日記

日々の子育てのこと、感じたことなどを色々と発信したいと思います。

妊娠から出産まで-2

なぜこんなにつわりがひどいのか先生に聞いてみたら、下垂体切除をしていることと

関係があるようです。

薬の量を多くしないと私の身体が負けてしまい乗り切れなくなるとのことでした。

ずっと何も食べず、点滴も打てなかった数週間は薬の量を増やすことでなんとか

乗り切れたのかもしれません。

それでも具合の悪さは治まらず、夜消灯になった時にこらえきれずによく泣きました。

これ以上何をがんばったらいいのかわからないくらいきつくてつらかったです。

そんな時に実家から両親が見舞いに来てくれました。

父は「がんばりきれないなら一秒がんばれ!一秒だけならなんとかがんばれるから

と言ってくれた言葉が妙に心に染みておいおい泣いた記憶があります。

そんな苦しさも妊娠4か月と5か月が一番ひどかったです。

毎日つらすぎて母にメールを送っていました。もうだれかにこのつらさを分かって

欲しかったし、病院へ来るのは週に一回旦那さんだけだったのでさみしかったのも

あります。なんだかんだ言っても母はやっぱり母なんだなと思います。

毎日毎日しんどいメールをよこしてくる娘の相手をするのもとてもしんどかった

だろうなと今はよくわかります。

毎日のようにベットで足が浮いたようなふわふわした感覚に陥ってしまい、

どうにもならないのでよく看護師さんに足湯をしてもらったり、マッサージを

してもらいました。

シャワーなんか浴びられず、髪の毛も週に1回洗髪してもらっていましたが、ついに

シャンプー台で気急に具合が悪くなり気絶してしまいました。

私はシャンプーで泡だらけの髪のまま、病室のベットに運ばれ、しばらくすると意識が

戻りましたが、その日はそのまま泡を頭につけたまま寝ました。

そして、ついに目の前のトイレにさえ歩いて行くことができず、車椅子でトイレまで

連れて行ってもらうしかなくなりました。ただひたすら胃液を吐いて・・・泣いての

繰り返しでしたが、そんな日々も妊娠6か月を迎える頃にはつわりがだんだん軽く

なっていきました。

お腹の子どもの心配な状況は成長とともにだんだん穴のようなものも小さくなって

いってましたが、まだ心臓や肺への影響も考えられ予断が許されない状況でした。

そして、6か月を迎える頃には身体の成長に比例して穴は小さくなって最後は消えて

無くなってくれました!

安定期とともに本当に本当に安心しました。

6か月目に入るころ、私は病棟内を歩けるようになり、病院食も食べられる程

回復していました。ただ、口の唾液のすっぱいなんとも言えない感じがずっと

残っていて、出産する日まで続きました。

いよいよ退院する日が来た時本当にうれしかったです。こんな日が来るとは

つらい日々には想像もできませんでしたが、献身的に支えて下さった看護師さん

達には本当に頭が下がる思いでいっぱいでした。

                               つづく