40代主婦の徒然日記

日々の子育てのこと、感じたことなどを色々と発信したいと思います。

妊娠から出産するまで

紹介状をもらってすぐに大学病院へ受診しました。

この時からすでにつわりが始まっており、何か口に入れたら吐き気がして

食べられるものもだんだん減ってきてました。

初診で体外受精一回で妊娠した旨を話したらびっくりされていました。

それだけ私は運がよかったんだなとしみじみ思いました。

両家の両親へ妊娠の報告をしたら、本当に喜んでくれました。

実家の母もつわり普通にあったようで、「こんな早い時期からあるわけないよー」

なんてまるで私が気のせいかのような事を言うので私も(まだまだ本当のつわりは

こんなものじゃないんだ)と思い込んでいました。

初診からすぐに通院が始まったにも関わらず、私は本当に嘔吐するようになってきて

旦那さんが付きそうタクシーの中でも吐き気との闘いでした。

診察で即入院となりました。妊娠悪阻(オソ)というそうです。

私は気も動転しましたが同時にホッとしました。

入院生活は妊娠2か月から5か月が終わる頃までになりました。

そして私にとっては壮絶なつわり生活のスタートとなりました。

入院してからすでに何も食べられない状態だったのですが、看護師さんに

「なんでもいいから口にできるものがあれば買ってくるから言ってね」と言われ

恐る恐るコーラだけは唯一飲めそうだと話すと即買ってきてくれました。

今はカフェインだとか炭酸だとか赤ちゃんの影響を考えなくていいから。。

とのことでした。とは言っても(コーラ大丈夫かな)と心配になったものです。

しかし、水さえも受け付けられないので恐る恐る飲むことにしました。

この頃から強烈に感じるようになったものは匂いでした。

 なぜなのかわかりませんが、旦那さんの匂いと特定の看護師さんの匂い

をどうしても受け付けられなくて、病室に来る20メートル前辺りから

匂いでわかるほどでした。

旦那さんは週末の土日に病室へ必要なものなどを届けてきてくれるのですが、

手渡しで受け取ったものでさえ匂いをすごく感じてしまいました。

犬は人間よりも嗅覚が優れていますが、この時の私も犬並みだったと思います。

そして嘔吐もどんどん頻繁になってきました。

同じフロアにある診察室で受診する時でさえ、嘔吐していました。

先生は「お腹の子どもはお母さんの状況の関わらず元気ですねー」と言って

くれてたんですが、妊娠3か月目あたりから「子どものお腹に穴みたいな

ものができてますので注意して診ていきましょう」と言われるようになりました。

子どもに何かあって生まれてきたらと思うと本当に不安でした。

入院して1週間ほどして持病の薬が底をついてきたので、初めて内分泌の先生に

診てもらうことになりました。

血液検査の結果を見て先生方が緊急会議をしてしまうほど、数値が悪かったようです。

看護師さんも血相を変えて「具合悪くないですか?!」としきりに聞いてきましたが、

(いや、悪いよ、悪すぎてやばいよ。)って突っ込みそうになりました。

そんなこんなで、薬の調整も入るようになりました。

大量の薬を飲むことになり、私は赤ちゃんへの影響が本当に心配でした。

先生に聞いても「でも必要なものだから」としか言ってくれませんでした。

嘔吐もどんどんエスカレートして、歯磨きができなくなったので止めました。

点滴も体中の水分不足と栄養不足で血管に入らなくなったので、そこにカテーテル

を通していつでも点滴ができるようパイプのようなものを通そうとなりました。

ですが、いざ手術室で処置して頂いても、カテーテルさえはいらないほどの細い

血管になっていました。もうどうしようもないな。。。そんな感じでした。

 

                             つづく